東京エキストラ日記

　4月18日(土)、門前仲町界隈から散歩を始めて、あまり行ったことのない清澄白河方面まで運河づたいにぶらぶら歩いているうちに、たまたまぶつかった光景。

　門前仲町の北、仙台堀川という運河にかかる「木更木橋(きさらぎばし)」を渡ってさらに北上する途中に、なにやら倉庫をこぎれいに改装したらしい建物があって、ぽつぽつ人が出入りし、さらにその横の駐車場に、ただごとじゃない行列ができている。
　何が起きているのかわからないまま、とりあえず写真だけ撮ってそのまま通り過ぎてしまいました。

　で、さっき調べなおしたら、
　「コーヒー界のApple」の異名を持つ「ブルーボトルコーヒー」の日本初進出店(2月6日)
　……が、ここなのだそうで。へえ～～～。
　集まっていた人々は、わざわざ(人によっては遠路はるばる)この微妙に辺鄙な場所へ、コーヒー飲みにきた人たちだったんですね。

▼ブルーボトル清澄白河ロースタリー＆カフェの地図▼

　「中野新橋」駅近くにあるレトロな商店街「川島商店街」。
　2008年に映画『L change the world』のロケに参加した際に来たことがあって、とはいえ地名も何も忘れていたのですが、2014年春、初台から中野方面に向かってぶらぶら散歩している途中にこの商店街を通りかかり、
「おお、ここはあのとき来た商店街！」
　……と気がついて写真を１枚撮った、という次第です。
　ここは近年もちょくちょくドラマや映画のロケに使われているようで、商店街の公式ブログにロケの記録がありました。
フジテレビ「水球ヤンキース」(2014)
NTV「ゴーストママ捜査線」(2012)
フジテレビ「ハンター～その女たち、賞金稼ぎ～] (2011)
TV東京「URAKARA」(2011)
映画『オムライス』(2011)
NHK「天使のわけまえ」(2010)
　……などなど。

　2013年3月の東京メトロ副都心線・東急東横線直通（東急渋谷駅は地下に移転）にさきがけて、東急東横線でレンタル運用中の東京メトロ副都心線車両。
　三浦半島方面でのロケの帰りに横浜から東横線に乗って渋谷に向かった際、たまたまこの電車に乗り合わせて、渋谷駅に着いたところで記念に撮っておきました。
　東横線と副都心線の直通はまだ実施されてないし、直通が開始されればこの東急線渋谷駅は地下に移転してしまう……と、二重の意味で「ありえない珍風景」……と、東横線沿線住民ではないぼくにはそう見えちゃうわけですが、調べてみたら9月末ぐらいから運転しているようで、東横線沿線の人にはすでにおなじみみたいですね。

　車内には東横線の路線図も掲出されているものの、ドアの上の小型の路線図は副都心線・有楽町線のものがそのまま残っていたりして、東横線に乗り慣れてない人は相当まごつきそうです。

　昨日たまたまお台場某所に向かう途中、建築中の大きなビルの横に、どこかで見た配色の人形(?)が……と、よく見たらなんとそれは、2009年夏にお台場「潮風公園」で展示公開されてひとしきり話題となったというあの「実物大ガンダム」ではないですか。
　その後東京での展示は終了、静岡だかどこだかに移設……といったニュースまでしか記憶になかったのですが、調べてみたら来年＝2012年の4月19日(木)、お台場に新築オープンする複合施設「ダイバーシティ東京」の「フェスティバル広場」に設置される予定、とのこと。
　まだビルの公式オープンはけっこう先ですが(実際まだ建設たけなわでした)、「実物大ガンダム」自体はすでに設置完了状態。少し遠くからみるぶんには、背後のビルとの対比で「意外にちっちゃい」印象もありましたが、用事(某ドラマの撮影)の帰りに実際に近くに寄って見上げてみたら、さすがにデカいし、微妙なボディの汚れ具合もリアル感を盛り上げて、かなり迫力ありますネ。

　このままビル本体がオープンするまで雨ざらしのままなのか、しばらく何かカバーでもかけられて見えなくなる予定だったりするのか、そのへん細かいことはわかりませんが、そういうわけで、ファンのかたは足を運んでみては。
　周囲が「ビル建設現場」なのも、ある意味「リアル感」に貢献している気もしますし、そういう状態で見られるのは今だけなわけですしネ。

　「東京散策」関連の題材を扱った映画(たとえば『転々』とか)は基本的に素通りできない人間なので、6月下旬某日の昼下がり、われながらご丁寧にも前夜に原作を読了したばかりというタイミングで、映画『東京公園』を観てきました。
　原作を読んだ作品の映画化版を観る経験はもちろん多々あるけれども、

「読んだ直後に観る」

　ということを意識的にやってみたのは初めてでして……で、この作品に関する限り、この手順で鑑賞したことはボク的には「当たり」だったと感じてます。

　茨城県某所でのロケに向かう途上、首都高速中央環状線千住新橋付近で撮影した「東京スカイツリー」の写真です。
　このあたりからだと東京スカイツリーはほぼまっすぐ南5～6kmほどの位置にあたるようで、空気が濁っているため霞んでいますが、ひときわ高くそびえているのが分かります。完成時には今の倍近い高さになる予定、さらに目立つでしょうね。
　というわけで、前日もスカイツリーの写真と記事を載せたばかりだし、せっかくだから……とデジカメを取り出してシャッターを切ったのですが、撮れた写真を見てちょっとびっくりしました。
　画面右手前側に、「ちょっと見、いわゆるＵＦＯのように見える物体」が写っていたからです。

　3月29日朝、JR錦糸町駅ホームに停車中の総武快速線電車の車窓からの眺め。
　建設中の東京スカイツリーが駅前広場のむこう側に「ぬっ」という感じで立っていて、ものすごく目立ちます。実際には1km以上離れているのですが、つい目と鼻の先のような印象。
　ちょうどこの日、東京スカイツリーは東京タワーの高さを抜いたのだそうで、しかし、完成すればさらにあと約300ｍほども高くなるはずで、そうなったときの存在感は相当なものだろうと想像できます。

　ちなみに、少し前の3月22日にやはり総武快速線に乗った際には、「スカイツリーのむこう側に富士山」という景色も目にしました。手持ちのデジカメであわてて撮った写真がこれ↓

　いまいち伝わらないかもしれませんが、見た本人が受けた印象としては、なんだか感動的な景色ではありました。
　「都心」からはやや離れた場所に建つ東京スカイツリーですが、少なくとも、かつての「お化け煙突」にかわる新たな「東京下町のシンボル」的意味合いでは親しまれる存在になりそうです。

　某ドラマのロケで訪れた虎ノ門付近の某高層ビル最上階の窓から、10時前ごろ撮影。
　こんな角度で国会議事堂を見下ろす機会が、よりによって9月16日「鳩山内閣」誕生の当日に訪れるとは思いもよりませんでした。
　議事堂前にたむろしているのは、出勤してくる国会議員を取材すべく集まった報道陣だと思われます。こういう体験も、なんだか臨場感あって楽しいもんですね。

　5月に「都内の【トレインビュー】ホテル2009」と題した記事を書いたのですが、
・7月16日に読売新聞に「トレインビューホテル」の記事が載ったらしく、以後、じわじわ参照されている模様。
・新たに判明した「トレインビューなホテル」の情報がかなりたまってきた。
　……というわけで、改訂版の記事をまとめてみました。★印は今回新たに加えた情報です(ほぼ倍増ですね)。

※ホテル名は、姉妹サイト「神田川のページ」内の当該宿泊施設情報ページにリンクしています。
※下記リンクで該当ホテルを一覧できます▼
　線路がすぐ横、電車が目の前!…鉄道ファンにおすすめ「トレインビュー」プランがあるホテル一覧

★小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
　2009年6月より鉄道ファン向きに"【まるでＮケージ】トレインビュープラン"を開始。小田急ロマンスカー、成田エクスプレス、スーパーあずさなどの人気特急、通勤の足である山手線、中央線、総武線など新宿を通る電車の行き交う様子は「さながらＮゲージのよう」だとか。鉄道関連グッズのオマケつき。

★渋谷東急イン
　正面は明治通り沿い、裏手は山手線渋谷駅近くという立地条件を活かして、「鉄ちゃん鉄子のレールサイド宿泊プラン」あり。視界の広い10～13階、山手線側の部屋に泊まれる。

・第一イン池袋
　JR池袋駅のすぐ北側の線路ぞい。山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東武東上線が一望できる9階・10階の「エグゼクティブシングル」に泊まる「鉄道大好き！電車ウォッチ（トレインビュー）プラン」を実施中。予約特典として東京メトロ1日乗車券つき。

★ホテル ベルクラシック東京
　直接「鉄道ファン向き」をうたったプランはないものの、「ファミリーお出かけプラン」など山手線側客室のプランでは「電車好きにはたまりません」の記述あり。都電の大塚駅から近いのも電車好きには魅力。ここに泊まるなら予約時に確認してみては。
　[楽天トラベルで見る]

・レム秋葉原
　2007年11月に開業したJR秋葉原駅直結の快眠ホテル。一部客室からカナリアイエローの総武線電車がよく見えるそうで、今年9月末まで専用宿泊プランあり。(1日5室限定)

・ホテル メッツ田端
　山の手線・京浜東北線田端駅から跨線橋を渡った先、長距離列車を管轄する田端操車場の南端に位置しており、2009年9月の「タモリ倶楽部　東京ホテルランキング ～トレインビュー編～」は、このホテルのカフェ＆レストラン「ラポート」で行われた、といういわくつき。

★ホテル ミッドイン・赤羽駅前
　JR5線が錯綜する赤羽駅の電車がよく見える部屋をキープできる「室数限定【電車好きプラン】10階以上の人気のお部屋♪」プランあり。

・ホテル メッツ赤羽
　2005年5月9日開業、赤羽駅東口すぐ。埼京線、京浜東北線、東北・上越新幹線、東北本線……すぐ横を走り抜ける多彩な電車を堪能できるロケーション。「THE トレインビュープラン」で線路側の部屋が確保できます。

・京急EXイン 大森海岸駅前
　2007年11月開業当初から「京浜急行電鉄の列車の行き来が眺められる」ことをセールスポイントとしてアピールしているホテルで、同電鉄の看板電車にちなんだ「快特120kmプラン」を提供中。宿泊者には非売品の「京急グッズ」などのおみやげがつく。

・東興ホテル
　山手線五反田駅のすぐ前。アニメ・漫画・同人誌・腐女子・鉄道オタクの皆さんをまとめて面倒みましょう、という「A系大集合【五反田～秋葉原～池袋～中野】ネ申プラン 」というユニークなプランがあったのですが、本日現在、夏の「コミケ宿泊プラン」に切り替わっています。

・チサンホテル浜松町
　「タモリ倶楽部」でも絶賛されたホテル。東海道新幹線、東海道本線、山手線、京浜東北線、東京モノレール……のビューポイント。３～５階の「鉄道ファンにとって眺めのいい部屋」を対象とした宿泊プラン実施中。「東京モノレールのクリアファイル」のおみやげつき。
　公式サイトで見る

★京王プレッソイン大手町
　JR東京駅の北側200ｍほどのところに位置するビジネスホテル。2009年09月30日まで開催中の「夏の特別企画」で提供されるダブルルームの部屋のプラン説明で「トレインビュー」をアピール中。

★両国リバーホテル
　ずばり「鉄男必見！トレインビュープラン」を用意。総武線両国駅を一望できる部屋。カナリアイエローのＥ231系が、国技館、大江戸博物館をバックにジオラマのように走る、とか。

＜まえがき再掲＞
　「トレインビュー(・ホテル)」というコトバが一般にひろまったのは2003年秋に「タモリ倶楽部」でこのテーマが取り上げられたことがきっかけらしく、実際「楽天トラベル」や「じゃらんnet」などの宿泊予約サイト内を「トレインビュー」で検索するだけでもけっこうこのタイプのホテルが見つかります。
　せっかく「鉄道がよく見える部屋」がありながらそれをアピールしていないホテルも当然ありますし、ホテルによっては別の名前のプランになっていたり、この種のプランが予約できるホテル予約サイトが限定されていたり……など、細かいことをいえば「いろいろある」のが現状のようですが、ここでは東京23区内に対象を絞り、かつ、意識的に「鉄道ファン向け」の宿泊プランを用意しているホテル(もしくはそれに準じるホテル)を探してまとめてみました。

from オリンパスオンラインショップ▼

　東京都内に「九龍城」なんて名のホテルが存在するなんて、つい数日前まで夢にも思ってませんでしたが、ふとしたはずみで7月22日に知ることとなり、そして昨7月23日、ちょうどロケ地に向かうついでに亀戸に立ち寄る機会があったので、実際に見てきました。

　命名センスがタダゴトじゃない気はしますが、ホテル自体は外観上まあフツーのビジネスホテル。
　ただ、ホテルの裏手にサウナや中華レストランが入居している大きなビルがあって、こちらの外観はまさしく「東京の小九龍城」とでもいうか、けっこう「そそる」ものがあります。

　特にこのビル１階の「東京大排档」という中華レストランは「999円ランチバイキング」でけっこう有名な店だそうで、今度家族連れであらためて食べにきてみようか、とか思ってます。
　てなわけで、研究の成果？は「神田川のページ」内に宿泊施設データとしてまとめたので、ご興味おありの方はご一読のほどを。
http://mediaport.on.coocan.jp/kandagawa/inn/koutouku/post_946.html