東京エキストラ日記

「オオクボ 都市の力 ― 多文化空間のダイナミズム」稲葉佳子著・学芸出版社 2008/10
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　たまたま読んだ週刊朝日の今週号書評欄で取り上げられていて目にとまった本。
　いまや「都内随一のエスニックタウン」として知られる東京・新宿区大久保界隈の「いま」を、18年にわたって実地調査した成果がまとめられており、特に江戸時代にまでさかのぼって「町の気風」を分析した第5章が圧巻、とのこと。
　最近実地に足を踏み入れる機会は多くないけれど、もとをただせば「新大久保の某私立高校出身者」であるぼくとしては、ぜひ読んでおきたい本……というわけでブログにメモっておきます。


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　地下鉄で帰ろうと新宿三丁目にさしかかったところで、ちょうど開催中の「新宿エイサーまつり」に遭遇。
　帰宅してからこの催しのホームページを見てみた。
　ぼくは催しの存在自体知らなかったけれど、2003年から毎年開催されているらしい……と、そこまではわかるし、「エイサーとは沖縄の盆踊りみたいなもの」とか、過去の開催記録とかは説明されているものの、
「で、なぜ新宿でこのイベントが開催されるようになったのか」
　という「開催の動機、趣旨」みたいなものは不明なのがなんだか謎ではある。

「新宿区役所前カプセルホテル」は、まったくその名前の通り、歌舞伎町の東側、新宿区役所玄関のすぐ向かい側にあるカプセルホテル。2階には有名なショーパブ「アルカザール」が入り、3階から上がカプセル＆サウナとなってます（のだそうです)。
　で、数日前にふと知ったことですが、なんとここは現在、インターネット宿泊予約サイト経由の予約の場合、素泊まり2200円（曜日によって2700円)という激安価格だそうで……。

※いろいろ注釈※
・男性限定です。
・ホテル独自のサイトでは、この価格のプランの表示はありません。「るるぶ」「楽天トラベル」「じゃらんnet」などでこの値段のプランが表示されます。
・日程によっては500円高い「2700円」のプランとなっています。
・部屋数限定だそうなので、日によってはすでに満室となっている可能性があります。 ・いつまでこの価格が継続されるのかは不明です。

　エキストラの「お仕事」では、5時半とか6時とか早朝に都心(新宿とか渋谷とか)に集合、というケースがよくあり、ボクみたいに自宅が少し遠めの郊外在住者だと「所定の時刻に集合できないため、参加できない」という事態がしばしば起きます。
　でも「2200円」ぐらいだったら、前夜から宿泊して早朝集合に対応、みたいなことも考えられなくもないですね。せめて経費削減したいボランティアはもとより、出演料が出るエキストラ事務所経由の撮影の場合も、これぐらいなら「かろうじて」黒字に「なりうる」計算になりますから……。
　ってことで、「面白そうな撮影だけど集合が早すぎて参加をためらってる」みたいな場合にそなえて、みなさんもここの利用を念頭に置いてみては。

＜参考リンク＞ 都内カプセルホテル一覧＠神田川のページ
　⇒浅草あたりには一泊2000円のカプセルホテルもあったりします。

　昼下がりに西武新宿駅前に集合して、某バラエティ番組の「再現ビデオ」にちょっとだけ参加。
　夕方から川崎に用があったので、あき時間を利用して歌舞伎町界隈をぶらぶら。
　ハイクオリティなビジネスホテル「ヴィラフォンテーヌ」の新宿店（先月開店したばかりで、存在自体を知らなかった）に出くわしたりとか、けっこう収穫が多かった。
　写真は、そのヴィラフォンテーヌ新宿から歩いて3分ほどのところにある公園の横の道で見かけた昼寝中の三毛ネコ。
　すかさずカメラを構えて近づくと、ちょっとだけ薄目を開けてこちらを確認して、また寝てしまった。日光東照宮の眠り猫みたいでかわいい。

　前の日に新宿西口を通ったとき、不思議な形の高層ビルが建築中なのが目につき、
「オフィスビルにしては形が"ファッショナブルすぎ"な感じだし、ホテルでもなさそうだし、何だろう」
　と思ったのだけど、時間がなくて確かめられずじまいでした。

　で、運よく今日も朝から新宿でロケだったので、集合場所へ向かう道すがら、現場の前を通って確認してみました。以下、現場の「建築計画のお知らせ」より抜粋。

　夕方からドラマの撮影に呼ばれて新宿駅西口へ。
　集合地点に向かう途中、少し回り道してヨドバシカメラと京王プラザの中間あたりにある「かどやホテル」をデジカメでパチリ。
　新宿西口のこの付近は、もう何10年も何かにつけ行き来してきた一角ですが、ここにこういうホテルがあることは最近まで知りませんでした。
　名前は和風旅館ぽいけど、外見はご覧の通りオーソドックスなビジネスホテル風。広めの並木道に面していて、けっこう「おしゃれ」な雰囲気。裏口側もこぎれいになっているのが特に印象に残りました。


　で、ドラマの撮影は……というと、前のロケ地での撮影が長引いたらしく、数時間にわたって「撮影隊の到着を現場近くの屋外でひたすら待機」のパターンになり、だいぶ陽気がよくなったとはいえさすがに冷えました。
　冬ほどではないけれど、夜までかかる撮影ではまだまだ油断なく防寒対策が必要な今日このごろ。
　無事撮影隊が到着して、実際に撮影が始まったあとの拘束時間は1時間弱、自分の出演機会(通行人役)は１カットだけ、なのでした。

※注意：「かどやホテル」は、この日撮影に参加したドラマとは無関係です。

SOME "SHINJUKU" LINKS:

　実はこの毛布の下には、ぼくらエキストラの手荷物が入っている。

　ロケ場所(この近くの屋内)がものすごく手狭で、余計なものを持ち込みにくく、しかたなしにこうやってビルの軒下にまとめて置いたものだ。
　すぐ前の歩道を普通の人がどんどん歩いている上、撮影参加中は完全に無人、荷物を番する人がいないという無用心な状況だったが、まるで「人が寝てる」ように見えるせいか、幸い荷物は最後まで無事だった。