綿矢りさのプロフィール&カオロジィ
一部では「文学界のモーニング娘。」なども呼ばれているそうで……。
2001年、17歳のときデビュー小説『インストール』が文藝賞を受賞、さらに2004年の第2作『蹴りたい背中』が第130回芥川賞を受賞(これまた最年少記録)…いまの若者の精神世界や人間関係を独特の感性みなぎる一人称で描いたこの2本の小説で文壇に新風を巻き起こした、「綿矢りさ」さん。本名は山田梨沙、1984年2月1日京都府生まれの20歳。現在は早稲田大学教育学部に在学、専攻は国文学、趣味は読書。
……と、こんなふうにプロフィールを書くと「早熟でネクラで近づきにくい文学少女」みたいなイメージになりかねない感じですが、彼女の実際の素顔は、親しみやすさとクセのなさが身上のポピュラーヤマタイ系美少女アイドル顔。ほどよい「うりざね」顔で目鼻だちスッキリ、聡明さと親しみやすさを兼ね備えた「クラス委員長タイプ」という表現が似合うかもしれません。
彼女の受賞2作品は、「集団の中で孤立した少年少女」が描かれているという点では共通点が多いのですが、カオロジィの観点から見れば、ポピュラーヤマタイである彼女自身は孤独を嫌う非常に人なつこいタイプ。むしろ人なつこいからこそ「孤立」への潜在的な恐れが強く、それが作品に深みをもたらしている、というふうに分析できるでしょう。今後直面するであろう「有名人ならでは、人気作家ならでは孤独」みたいなものをどう捉え、どう対応していくかが当面の彼女の大きな課題かもしれません。
ちなみに2004年12月25日からは処女作の映画化作品『インストール』が公開。人生の目標を見失って登校拒否に陥る主人公・朝子を演じるのは、あの「あずみ」「エースをねらえ!」の上戸彩ちゃん。彼女は綿矢さんと同じヤマタイ系ですが、もうちょっと不器用でガンコなモンゴリアンの気質もあわせもつ「モンゴリアンヤマタイ」。その彼女を主役に選んだキャスティングは、「作者本人と似ている面もあるけれど、まったく同じではない架空の人物」である主人公像を描く上では、カオロジィの面から見てもとりあえず正解といってよいでしょう。試写会での評判もよいようですので、皆さんも年末から正月にかけての「見たい映画」候補に入れてみては。
綿矢りさ(わたや・りさ)のプロフィール
本名:山田梨沙
誕生日/生年月日:1984年2月1日
出身地:京都府(京都府立紫野高校英文科→早稲田大学教育学部)
血液型:不明
« イチローのプロフィール&カオロジィ | Main | 安倍なつみのプロフィール&カオロジィ »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 綿矢りさのプロフィール&カオロジィ(2004.12.02)
「[ヤマタイ系]」カテゴリの記事
- サトエリ=佐藤江梨子のカオロジィ(その2)(2004.05.17)
- 石原さとみ(2005.01.14)
- 綿矢りさのプロフィール&カオロジィ(2004.12.02)
- 安倍なつみのプロフィール&カオロジィ(2004.12.14)
- 吉村由美(パフィー)with 佐藤隆太のカオロジィ(2004.02.13)
「 ポピュラーヤマタイ」カテゴリの記事
- 綿矢りさのプロフィール&カオロジィ(2004.12.02)
- 深田恭子のカオロジィ(2003.10.30)
- 松浦亜弥(あやや)のカオロジィ(2004.06.28)
- 椎名林檎のカオロジィ(2003.11.28)
「02月生まれの有名人」カテゴリの記事
- 亀梨和也のプロフィール(2015.05.01)
- 福山雅治のプロフィール(2008.02.25)
- 綿矢りさのプロフィール&カオロジィ(2004.12.02)
- 辻希美と加護亜依のカオロジィ(2004.03.19)
- 吉村由美(パフィー)with 佐藤隆太のカオロジィ(2004.02.13)
「1984年生まれの有名人」カテゴリの記事
- 綿矢りさのプロフィール&カオロジィ(2004.12.02)
- 若槻千夏のプロフィール&カオロジィ(2005.01.07)
- 「ミムラ」のカオロジィ(2004.06.18)
- 栗原恵のカオロジィ(2004.07.27)
- 平山あやのカオロジィ(2004.01.23)