椎名林檎のカオロジィ
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りんごのうた |
シングル『幸福論』で1998年メジャーデビュー、翌年の『ここでキスして。 』のヒットで現代人の心の内面を直視した林檎ワールドを開花させ、2000年の2ndアルバム『勝訴ストリップ』は200万枚を越す大セールスを記録。
翌2001年1月にバンドのギタリスト・弥吉(やよし)淳二と入籍。しかし1年で離婚して子持ちバツイチ…という私生活の変化を経て、2003年は3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』を皮切りに、また精力的に活動。
と、変転めまぐるしい軌跡を残してきた彼女だが、今回「デビュー5年め、25歳の誕生日」というまさに「節目」にリリースされた新曲は、その名も『りんごのうた』。
歌詞は全部ひらがなで書かれ、10~11月のNHK『みんなのうた』でのオンエアも話題になったが、さらに注目を集めたのが「トレードマークの左頬のホクロが消えたこと」。
実は10月に行われた武道館公演「雙六エクスタシー」でも、
「アンコールでの『りんごのうた』のときだけホクロがなかった!」
と、めざといファンの間で話題騒然、曲のPVやジャケ写でも、ホクロの消滅自体がモチーフになっている。
「25歳の節目に、椎名林檎は生まれ変わります」
というメッセージを「ホクロ」1つで見事にアピールしたあたりは天才というほかない。
彼女の顔だちのベースは、悪く言うなら「平凡顔」のポピュラーヤマタイがベース。トレードマークの消滅はマイナス面も多いはずだが、むしろ彼女の場合「もうホクロに頼らなくてもOK、ホクロにも過去の自分の活動にも縛られないこれからの自由な私を見て!」という圧倒的な自信のあらわれ、ととるのが正解だろう。
ちなみに元ダンナ・弥吉淳二はヤマタイドラグーン。ポピュラーヤマタイとの相性では、本人が目立つか、またはパートナーをプロデュースするか、いずれにせよ彼のほうがふたりをリードする立場にないと、ちょっとおさまりが悪い組み合わせになる。
このふたりの場合は明らかに奥さんの方が「才女」であり「カリスマ的人気者」という構図になってしまうわけで、そのあたりが長続きしなかった原因かもしれない。
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