●かなりコミカルな状況設定のシーンで、現場の雰囲気もなごやか。
●ぼく(と、たまたまペアを組んだ奥さん?役のエキストラ女性)の立ち位置が当初すみっこのほうだったのが何度も配置換えになり、最終的に、かなり「演じがい」のあるポジションで本番を迎えた。
●リハーサルの合間、すぐそばにいらした女優さんといろいろ楽しくお話できた。
●撮影は順調で、深夜までかかる可能性ありといわれたいたのが夕食前に終わった。(ロケ弁はお持ち帰り)
などなど、もろもろのプラス面が重なった上、ボランティアならではの……どういったらよいか、「お仕事モード」との「楽しさのニュアンスの違い」も実感でき、すごく新鮮な体験になりました。
注:エキストラは、原則としてむやみに俳優さんに声をかけたりサインをねだったりするのは禁止ですが、演技上の打ち合わせが必要な場合などはむろん別ですし、その他状況によりけりの面はあるわけでして。
何はさておき「仕事」という前提からくるプレッシャーがなく、リラックスできたことが自分自身のキモチの面ではいつもとの最大の違いですが、もう1つ、「違うもんだなあ」と思ったのが、参加者同士の「交流」です。
ボランティア系なら必ずそうなるってものじゃないかもしれませんが、控え室で待機中の参加者同士が、互いに親しく話し始めるまでの時間がとても短いな、と感じたのです。
大半が「三谷幸喜ファン」だという点(関西からわざわざ上京したという人もいました)や、「みな互いに初対面」「エキストラ初体験」などなど、参加者ほぼ全員のおかれた状況に共通点が多いことが関係しているのでしょう。
「お仕事モード」の場合、「互いに顔なじみのベテラン」が大多数の中に新人がちらほらという構図になりがちで、そのぶん新人がベテランの中にとけこむのに多少勇気が要るケースが多い印象があります(ぼく自身はそうでもなかったですが)。
ただ、それは「場数を踏むほど顔なじみが増え、仕事にも慣れて居心地がよくなる」という構図の裏返しですし、「徐々に難しい役柄に挑戦できたりする楽しみ」「エキストラが公募されてない作品への出演」などは「お仕事モード」でしか味わえないので、いちがいに「どっちがよい」という話じゃないですが……ともあれ実感として、「エキストラ事務所への登録を考えているけど、不安な部分、わからない部分が多くて……」みたいな人の場合も、一度「ボランティア」のほうを体験してみるといいかもしれないな、ということは素直に思いました。
ちなみに、多くの現場では「お仕事モード」で派遣されたエキストラも参加していて、細かい動きのタイミングとか表情が要求される部分は主にそういう人たちが受け持ってます。なので、そういう人たちの様子を観察したり、直接いろいろ聞いてみるというテもありますしね。
※「三谷幸喜監督作品」のエキストラ募集はまだまだ8月分まで延々続いてます。比較的少人数(数10人程度)の現場が多そうですし、濃密な体験ができる可能性は大きいと思いますヨ。
↓関連?作品
※つけたし※
7月12日、作品名=「THE 有頂天ホテル」等の詳細情報がマスコミを通じて公表されました。
※さらにつけたし※
ぼくと同じ7月8日に参加したらしい人の記事発見↓
エキストラ!@THE 有頂天ホテル @お茶と芝居と音楽と。
えきすとら@もじゃ+もじゃ だいありー