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●4月3日発売● 柘榴坂の仇討 幕末→明治の激動の時代に生きる人々の哀歓を情感豊かに描いた落涙必至の佳作。

作品：映画『柘榴坂の仇討』
幕末の安政７年に起きた桜田門外の変のおり、主君・井伊直弼をまさに自らの眼前で討たれた彦根藩士・志村は、仇討ちの命を受ける。
明治の世に移り、政府によって仇討は禁じられてもなお敵を探し続けた志村は、13年後 、ついに目指す敵を探し出すが……。
幕末から明治へ、時代に翻弄されながらも 武士として、 人としての誇りと覚悟をもって命に向き合った人間たちの物語。浅田文学の最高峰、待望の完全映画化。
公開：2014年9月20日全国ロードショー
DVD/Blu-ray:2015年4月3日発売
原作：浅田次郎(「五郎治殿御始末」所収 中央公論新社刊／新潮文庫刊)
脚本：高松宏伸　飯田健三郎／長谷川康夫
監督：若松節朗
音楽：久石譲
出演：中井貴一、阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門、高嶋政宏

＜関連リンク＞
　公式サイト
　楽天エンタメナビ＞柘榴坂の仇討

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＜運営人の鑑賞記＞
　明治維新前後の大きな時代の変化を背景におきつつ、その中で生きた二人の「もと武士」とそれを支える人々の姿を丁寧に描いた佳作。
　原作は数10ページ程度の短編ですが、大筋はそのまま生かしつつ、省かれていた要素、間接的にだけ描かれていた要素を丁寧に具象化するかたちで長編映画に仕上げてられており、結果、「原作よりさらに泣ける」内容がつまった作品に仕上がっている、という印象を持ちました。
　くしくも同時代を背景としたアクション時代劇『るろうに剣心』が大ヒット中。傾向はまったく違うようでありながら、「幕末から明治へ」という時代の波がストーリーの核になっている点は共通ですので、あわせて観ることでより興趣が増す面もあるかと思います。
　なお、本作はエンドロールに「協力・東京エキストラNOTES」とクレジットされています。